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ローエンルート

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第3幕

青年「……おや、失礼いたしました。
つい惹かれてしまいまして。

青年「甘い香り……もう少し傍で
確認したいものですね。
もっとこちらに来てもらえませんか?

青年「せっかく、アナタと会話が出来たのです。
このまま共に、海の果てにでも
行きたいものですね。

青年「ところで、問題ないとは思いますが
体に不調はございますか?

青年「この魅惑の香り……いったいどこから
漂ってくるのでしょうね。
確かめたくなってきます。

第4幕

青年「聞き分けのよろしい方で助かりました。

青年「ここで立ち話も味気ないですね。
よろしければ、別の場所で
お話しませんか。

青年「そういえば、生徒会の
彼らとはうまくやっているのですか?

青年「そのご様子だと、授業に
集中できていないようですね。
何か気がかりなことでも?

青年「どうしました? 
そのように不思議そうな顔をなさって。
何か聞きたいことでも?

第5幕

リツカ「ほ、本当に、大丈夫ですから……。

青年「理由は分かりませんが、彼に
気づかれては困るのでしたら……。
どうぞ、もう少しこちらへ。

青年「學園でも知らぬ者はいない
生徒会長……彼を気にかけるとは、
恐れ知らずな方ですね。

青年「このような場所で、身を潜めるなど
何かやましいことでもあるのでは?

青年「ところで、図書館で何を
調べるおつもりですか?

第6幕

ローエン「ふふ、混乱していらっしゃいますね。

ローエン「あの犬だと信じられませんか? 
では……そうですね。
今だけ特別に撫でてみても構いませんよ。

ローエン「犬が人間になることくらい
よくあること。
そこまで驚くものでもないでしょう。

ローエン「しかし、ご友人と買い物は
構いませんが、随分と
食べ過ぎのご様子でしたね。

ローエン「それにしても、その燃えるように
力強い瞳……とても魅力的ですね。
ずっと見つめていたくなります。

第7幕

ローエン「でしたら、逃げてごらんなさい。
出来るものなら……ね。

リツカ「っ……!

ローエン「おや、これは……。
あまり馴染みのない甘い香りです。
なんでしょうか。

ローエン「逃げないのでしたら、犬の姿の
ワタクシを撫で回してくれた
お返しを差し上げましょうか。

第8幕

ローエン「顔に出ていますよ。
アナタという方は……。

ローエン「おや、そちらの手にあるのは
日誌ですか? 少し拝見しても?

ローエン「嫌われたものですね。
会いたくないなどと言われ、
ワタクシの心は酷く傷つきました……。

第9幕

ローエン「その絵に見入ってはいけません。
取り込まれてしまいますよ。

リツカ「ご、ごめん……。

ローエン「アナタにも困ったものですね。
くれぐれもご注意を。
他のアクマたちに惑わされないように……。

ローエン「美しく艶やかな絵、恐ろしく醜い絵。
……アナタなら、どちらをより
好まれますか?

第10幕

リツカ「(な、なんか企んでそうな顔してる!
まさか犬の姿でも何かしてくる気じゃ……!
油断は禁物ってそういうこと!?)

リツカ「(急に、口元に鼻を寄せて……!)
リツカ「(どうしたんだろう……? 
構ってほしいのかな……)
第11幕

ローエン「生徒会の方々も、今日は表の顔としての
役目を果たしているようですし。

ローエン「そんなに警戒する
必要はございません。
今すぐ命を奪いはしませんから。

ローエン「どうなさいました? 
せっかくの學園祭なのですから
もっと明るい表情をしてみては?